海外ETFの買い方と管理

海外ETFの買い方と管理

海外ETFに関して今はSBI証券をメインに使って買っています。DMM.comは手数料が無料なのは魅力的ですが、TNAの取り扱いがありません。楽天証券はドルを買う手数料がキャンペーンで無料ですが通常は25銭かかります。

SBI証券は住信SBIネット銀行と連動

海外のETFを買う場合はいったん外貨に両替しないといけないのでドルへの両替の一手間がかかります。SBI証券では25銭の為替手数料を払えば円ベースでの注文もできますが、バリュー平均法の場合はただでさえ価格によって購入数が変わることもあり、そこにレートの変動が絡んでくるとややこしくなります。

そこで、アメリカのETFに関してはドルベースですべて計算することにしています。このドルベースでの管理にはSBI証券が使いやすいです。住信SBIネット銀行(ネオバンク)と連動しているので、ドルの交換は住信SBI銀行で、そしてドルの状態でSBI証券に送り、あとはドル建てでETFを購入しています。

円ベースで約定結果が表示されるだけだと、いくらのレートで約定したのかが分からず、管理がしにくくなります。住信SBIネット銀行⇔SBI証券はドルのまま無料で移動できるのが大きいです。

SBI証券は法人でもネット銀行と連動

これはあまり目立たないことかもしれませんが、実は大きなメリットです。楽天証券も楽天銀行と自動スイープ機能というのがあって自動的に連動していますが、それは個人口座のみで法人口座には適用されません。

その点SBI証券は法人口座でも連動してくれるので、個人法人の関係なく資金の移動ができます。メインバンクは個人も法人もPaypay銀行を使っていますが、SBI証券とPaypay銀行は即時入金でいつでも手数料無料で移動ができます。そしてSBI証券と住信SBIネット銀行が連動しているので、結果的にPaypay銀行から住信SBIネット銀行への送金も無料で移動することができます。

住信SBI銀行は為替手数料が4銭

FXのスプレッドと比べると4銭は高いですが、ドル現物の両替からするとかなり安いです。しかも10秒間は一定のレート時間が続くので、チャートを見ながら何回か更新ボタンを押すと安いレートの瞬間をつかまえることもできます。

リアルタイムで好きな価格でドルに変更できること、そしてSBI証券と連動しているのでドルの送金が無料でできることは大きいです。決済の時もSBI証券の中でドルでプールしておくことができるので、適当な時に住信SBI銀行にドルを送って好きな価格で円に変更することができます。

ドルの買い方もバリュー平均法で

実は、この両替も最初は適当に安いと思ったら多めに買って、高いと思ったら少なめにとやっていたのですが、それこそバリュー平均法で買った方が安くなるのではないかと思い、今ではバリューパスを日本円価格で設定して、ドルの購入もバリュー平均法で毎日行っています。

これをやりだしてから、ETFの損益と為替の損益を分けて管理できるようになりました。円安になるとどうしても割高感があってETFを高く買ったように感じていたのすが、実際に為替の損益とETFの損益を分けてみると円安局面では為替の差益がたくさん出るので、円安局面はむしろ利益が出ていることが確認できるようになりETFのパフォーマンスがよりわかりやすくなりました。

円高局面でもどれくらい買ったらいいのか毎回エクセルが購入量をはじいてくれますので、ただその通りにやるだけです。売り局面はまだありませんが、スプレッドが25銭もあるので、さすがに売りの指示が出たら0円購入で回数をしのいで、売却日は休憩にしてなるべく売りは行わないようにします。

購入手数料の影響は大きいか

IG証券やSAXOバンクなどのETFは実際はCFDなので直接同じものとして比べられませんが、海外の証券会社に比べると国内の証券会社の手数料は安いと思います。SBI証券は約定代金の0.45%(税込0.495%)ですが、購入の時も売却の時も自動的に手数料を加算した後の口数が表示されるようにエクセルをセットしています。

ですので記録している内容はすべて手数料込みの内容になります。決済するときは、仮にその時の総額が10,000,000円だったとして0.45%は49,500円です。でもSBI証券の場合は上限手数料が20米ドル(税込22米ドル)なので、仮に1回で全決済すれば1$=110円だったとしても2,420円です。あとはどの段階で両替するかですが、住信SBI銀行であれば0.03円高く売れば手数料分は吸収できる額で、ほぼ気にしなくてもいいコストではないかと思います。

買うときは数量と口数を計算して指値を入れています

成り行きだと口数が微妙に変わることがあるので、表示された価格で計算して指値を入れておくと、だいたい数分でヒットします。あまりにも指値から離れていった場合はもう一度計算してから訂正することもありますが、1度修正すればほぼ約定します。

これが普通のトレードだと少しでも安く買いたいとか、売却の場合は少しでも高く売りたいという気持ちが働きますが、バリュー平均法の場合は価格に応じて購入口数が決められるので、その数を買うだけです。今日無理して安くたくさん買わなくても明日になればもっと安くたくさん買えるかもしれません。明日もし価格が上昇してしまえば、今日より少しの口数しか買いません。なので1回の価格にそれほど固執せずとにかく毎日約定を決めることが大事と思っています。

ニューヨークオープンが23時半とちょっと遅めなので、どうしても早く寝たいときは指値を入れて寝ます。21時台になるとtradingviewでプレマーケットの価格が表示されるので、その価格を参考にして指値を入れます。

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