先日新たにSOXLの2本目とWEBLをスタートさせましたが、また新たにSOXLの3本目と4本目をスタートさせました。今回のバリューパスは、それぞれ$2500/週、¥250,000/週と今までに比べて大きなスタートです。
目次
様々な検証を繰り返した上での結論
もしかすると将来、もっとふさわしい銘柄を発見するかもしれませんが、SOXLは現時点では日足バリュー平均法投資にとっては最高の銘柄であることです。投資は分散が基本ですが、これまでの500日間のバリュー平均法投資経験から急落にも耐え得ることもわかりましたし、今後はSOXLに絞っていってもいいのではないかというのが結論です。半導体が将来どうなるのかはあまり関係ないと思います。
今回はその検証の結果をいくつかピックアップして紹介いたします。
SOXLの誕生から現在までのパフォーマンス
SOXLは2010年3月11日に$0.6425で誕生しました。2023年3月10日の価格が$15.11ですから約23倍になっています。その間2022年1月4日には$74.21という最高値を記録しています。バリュー平均法で投資した場合の単年度のパフォーマンス(資産の増減)を見ると
2010年 価格:$0.6425→$0.8997(140.03%) パフォーマンス:154.5%
2011年 価格:$0.8585→$0.6397 (74.51%) パフォーマンス:114.8%
2012年 価格:$0.6617→$0.6583 (99.49%) パフォーマンス:147.5%
2013年 価格:$0.6408→$1.4017(218.74%) パフォーマンス:197.2%
2014年 価格:$1.4182→$2.4428(172.25%) パフォーマンス:158.3%
2015年 価格:$2.3877→$1.5760 (66.00%) パフォーマンス: 91.9%
2016年 価格:$1.6180→$4.8587(300.29%) パフォーマンス:225.9%
2017年 価格:$4.9807→$12.4613(250.19%) パフォーマンス:208.6%
2018年 価格:$13.2800→$7.4427 (56.04%) パフォーマンス: 93.0%
2019年 価格:$7.9887→$11.1280(139.30%) パフォーマンス:123.3%
2020年 価格:$10.7193→$34.19(318.96%) パフォーマンス:245.9%
2021年 価格:$33.30→$33.07 (99.31%) パフォーマンス:108.0%
2022年 価格:$34.16→$15.112 (44.24%) パフォーマンス:120.5%
このようになります。急上昇の時はさすがに若干の機会損失も生じていますが、急落時でもパフォーマンスがそれほど落ちていません。危険どころか、いかに健全な投資方法であるかが分かります。
上の表を見やすいようにグラフにしました
さすがSOXLです。大きく上下に振れています。たしかに上昇した時には、一括買いよりもパフォーマンスは落ちますが、急落した時のダメージも少なくなっています。しかし、100%(プラスマイナスゼロ)のラインのほぼ上で推移し、なおかつ平均でも150%以上のパフォーマンスを出しているあたりは素晴らしい結果です。
2011年、2012年、2021年、2022年に関しては価格は100%を切っていますがパフォーマンスはプラスになっています。このことから、いつスタートしても高パフォーマンスな銘柄であることがわかります。
高く上がってその後下げたときの検証
価格がいったん下がってから上げる時は、分散投資においては高パフォーマンスになりますが、上がってから下がった時は多くの場合マイナスになります。今回は2020年8月12日に$17.08から2021年12月28日に購入最高値$74.07をつけてそして2023年4月12日現在の価格$16.66にいわゆる「往って来い」になった時のシミュレーションです。
価格はほんの少しスタート時よりも下がってますが、パフォーマンスは200.1%です。ちなみに全く同じタイミングにドルコスト平均法で投資すると、76.0%と原価割れして大きくパフォーマンスを落としています。ドルコスト平均法ではきつい「往って来い」でもバリュー平均法なら200.1%と投資金額の倍になっています。
日足と週足の比較
2021年11月の投資スタート前に何度も検証した時は、週足よりも日足の方が少しだけパフォーマンスがよい結果が出ましたが、現在のバリューパスで再度シミュレーションしなおしたところ、それほど変わらない結果が出ました。さすがに月足でやるとパフォーマンスは落ちたので、今後は週に1度の投資に変更します。バリューパスは、すべて5倍の金額に修正します。
これでパフォーマンスがそれほど落ちないのであれば売買するのは1週間に1回なので、日々のゆとりが格段に増えます。上の直近3年間のように「往って来い」になった場合のみ日足での投資のほうが明らかにメリットある結果が出ましたが、それ以外の場合は、ほぼ同じか、むしろ週足のほうが良い結果となりました。ちなみに上の年毎の投資を毎日1回でなく毎週1回5倍の金額で投資した結果が下のとおりです。
2010年 価格:$0.6425→$1.1292(175.75%) パフォーマンス:227.3%
2011年 価格:$0.8945→$0.6465(72.28%) パフォーマンス:139.9%
2012年 価格:$0.6617→$0.6032 (91.16%) パフォーマンス:134.9%
2013年 価格:$0.6408→$1.4017(218.74%) パフォーマンス:190.9%
2014年 価格:$1.3523→$2.4700(182.65%) パフォーマンス:161.1%
2015年 価格:$2.4402→$1.5693 (64.31%) パフォーマンス: 105.0%
2016年 価格:$1.6540→$4.6027(278.23%) パフォーマンス:215.8%
2017年 価格:$4.9807→$11.1053(222.97%) パフォーマンス:174.8%
2018年 価格:$13.2800→$8.8647(66.75%) パフォーマンス: 118.8%
2019年 価格:$7.9887→$10.1353(126.87%) パフォーマンス:103.8%
2020年 価格:$5.9853→$32.71(546.51%) パフォーマンス:232.3%
2021年 価格:$33.80→$34.82 (103.02%) パフォーマンス:98.5%
2022年 価格:$30.01→$15.83 (52.75%) パフォーマンス:129.0%
このシミュレーションの結果から今後はすべて週に1回の取引に変更します。