2つのレバレッジETFを新たにスタートさせました

新たにスタート

バリュー平均法での毎日投資を始めてから500日が過ぎました。目標1500日の1/3が過ぎたところで新たに2つのETFを追加しました。ひとつはSOXLの2本目で、もうひとつがWEBLです。両方ともバリューパスは$150/日と少し大きめです。

SOXL Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF

SOXLは毎週のポジションをこのブログでも公開していますが、2011年12月13日からスタートした銘柄の一つです。投資を始める時は誰でもそうですが、そこから先が上がるのか下がるのかはわかりません。結果的に今回のSOXLは頂点付近からの投資ということになりました。週足チャートで見ると、まさに恐ろしいタイミングでスタートしています。

SOXLはもっともパフォーマンスがよかった銘柄

今回私がいうところのパフォーマンスは利益金額だけではありません。初回購入価格に対してどれだけ損益分岐点が低い銘柄かということです。例えば、一括買いの場合は価格が50%(半分)になれば、当たり前ですがパフォーマンスも半分になります。価格が100%に復活してやっと損益分岐点の100%に到達します。最初の買値が損益分岐点になります。

上の図で青いラインが2つありますが、上のライン67.57が最初の購入価格です。そして下の青いライン14.68が現時点でのバリュー平均法の投資での損益分岐点、即ちSOXLの100%ラインになります。今回全銘柄の中でSOXLが成績がよかった理由は、この2つのラインの差が一番大きかった銘柄ということです。

ちなみに第2位はTECLで、第3位はライトコインでした。

ここから反転するのであれば底近辺からのスタート

SOXLの二本目はここが底近辺なのか、もっとずるずると下がるのかはわかりませんが、少なくとも1本目とは全く違う場所からのスタートになります。人がやっていないことをやってゆくのは全てがチャレンジであり、実験になります。分散投資において下降後の上昇は最もパフォーマンスが上がりますが、上昇後の下降は最もパフォーマンスが下がります。

ただ、上昇も下降もどちらの状況でもバリュー平均法はドルコスト平均法よりもパフォーマンスがよいはずなので、もし上昇してから下降すれば、またそれも実践で証明できることになるのではないかと思います。

SOXLの価格の推移とパフォーマンスの推移

下の図はSOXLの価格の推移とパフォーマンスの推移です。このグラフは、実際に通ってきた軌跡になるのでシミュレーションではありません。ただ、何度も何度も投資前に行ったシミュレーションでは予想された結果ではありました。

予想以上だったのは後半の回復力です。価格がそれほど上がっていないのですが、バリュー平均法は後半の「バネの力」の反発力があるとはいえ、パフォーマンスがここまで大きく反発するとは思っていませんでした。

逆にTMFのように、一見価格推移チャートはそれほど変わらないのに、ズルズル下がっている銘柄もあります。このSOXLの反発力の大きさは実践の中での大きな成果です。このSOXLの ”活きの良さ”が2本目を走らせる動機にもなりました。

さすがに恐ろしくて手が出なかったWEBL

2021年12月13日にスタートする時に検討した銘柄の一つにWEBLがあります。しかし、その時点ですでに他の銘柄に先んじて下落しており、黒丸のあたりでした。この元気のなさが、ためらいになり結果的にWEBLに投資することは見送りました。

その後WEBLは下落の一途をたどり、一時は価格が1/10くらいになっています。もし丸印のところからバリュー平均法で毎日投資をしていれば、現在はまだ100%には回復していませんが88%ほどには回復しています。ただ、精神的には結構きついところを通ってこないといけなかったのかなと思います。

このWEBLの損益分岐点は2021年12月13日から開始していたとすると、現時点で青いラインあたりになります。下落が激しい分、SOXLよりも ”損益分岐点が低い” 銘柄になります。TQQQ等他の3倍レバレッジETFに比べて単価が安いことも魅力です。

このWEBL構成銘柄が値を戻したとしても3倍レバレッジETFの宿命で過去の高値にもどることは相当ハードルが高いと思いますが、パフォーマンスがよければそれでよいのでスタートしてみることにします。

SAXOバンクのレバレッジETFのCFD

これは絶対に素人が手を出してはいけない分野です。ただでさえ値動きの大きいレバレッジETFですが、海外系のIG証券やサクソバンクはETFではなくてCFDになっています。いわゆるレバレッジETFにレバレッジをかけて投資することになります。うまくやれば、すごく効率がいい投資になりますが、安易にはじめてしまうと大変なことになります。

IG証券でSOXLに投資すれば現物ではなくCFDなので、資金効率は上がるように見えます。しかし、CFDの場合、ファンディングコストがかかります。日米金利差の影響で買いポジションでは年間7.3%ほどの出費になり、バリュー平均法の中期投資としてはかなり大きいです。それよりも恐ろしいのが購入手数料です。海外ETFの場合1~750ロットまでの取引は最低でも1回につき$16.5の手数料がかかります。750ロットの一括買いなら手数料も割安かもしれませんが、売ったり買ったりするバリュー平均法では手数料で死亡してしまいます。

ただ、日本国内株は売買手数料が売買総額の0.05%で、ファンディングコストも日本の低金利のおかげで年間2.5%ほどです。銘柄は限られたものしかありませんが、1570など東証のレバレッジETFにCFDでレバレッジをかけるのもおもしろいかもしれません。いずれにしろ、今後の追加銘柄は慎重に検討してゆきます。

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